旬の特集:芋煮会をしよう

芋煮会をしよう
山形秋の風物詩、芋煮会。今年も秋になりたくさんの人が芋煮で舌鼓を打つ休日を過ごしていることでしょう。毎年行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」の様子とともに、芋煮をご紹介します。芋煮
日本一の芋煮会は、味も大きさも日本一

毎年9月の第1日曜日に、山形市に流れる馬見ヶ崎河川敷で盛大に行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」。秋の到来を告げるこの一大イベントを取材してきました。

まだ残暑の残る9月3日(日)、晴れ晴れとした空の下大勢の人が朝から長蛇の列。その先にあるのは・・・そう、直径6m、重さ3.2tもある巨大な芋煮鍋です!里芋3t、牛肉1.2t、コンニャク3,500枚、ネギ3,500本、醤油700リットル、日本酒50升、砂糖200kg、水6tの材料を6tの薪で豪快に煮炊きします。さて、皆さんこの鍋、何食分あると思いますか?

なんと3万食です。

想像がつかないほどの量です。例えば、村山市の人口が現在約3万人ですから、「村山に住んでいる方全員に芋煮を振舞うことができる」というわけです。ここで一つ疑問が浮かぶかもしれません。「そんなに多量に料理すれば、味のほうはいまいちなのでは?」と考える方もいることでしょう。そこで実際食している人に聞いてみました。すると、皆が口々に「とっても美味しいですよ」とコメント。本当だろうかと一口いただくと、本当に美味しい!ほくほくとした里芋に、牛肉などの味が良く染み込んだ汁がとっても美味。暑い中にもかかわらず、お椀の底が見えるまで食べ続けてしまいました。
芋煮の他にもステージイベントや抽選会など、様々な企画満載の芋煮会。来年はぜひ参加してみてくださいね。

大なべ
機械で鍋をかき混ぜるという、豪快な調理法。接合部分のオイルはサラダ油を使用しています。
行列
この行列を見てください。食べたくて待ちきれない気持ち、わかります。
イベント会場の様子
この日は快晴で、たくさんの人がこのイベントに足を運びました。
河川敷の様子
芋煮はゆっくりと河川敷でいただきます。
芋煮の由来

ところで、これほど多くの人々を魅了し続ける芋煮は、どのようにして生まれたのでしょうか。
元禄年間(1688〜)の頃、酒田船の船頭たちが、中山町にある松の下枝に鍋をつるして酒を飲み交わした、という言い伝えがあります。この時の料理が、「里芋」と船に積んで来た「棒鱈(ぼうだら)」を煮込んだもので、まさしくそれが芋煮会の始まりだったと言われています。当時の味はどのようなものだったかは分かりませんが、その伝統の味は郷土料理という形で今に伝えられています。

鍋掛松
これが芋煮伝説の残る松で、「鍋掛松」と言われています。しかし、現在この松は三代目。初代の松は大風で倒れ、二代目は伐採されてしまったそうです。
芋煮の食べ方、作り方

人それぞれですが、芋煮は河川敷でグループで賑やかに準備し、豪快に食べるのが一番美味しい食べ方。秋になると山形の河川敷は芋煮会をする人たちで賑わいます。芋煮には大きな鍋が必要ですが、スーパーマーケット等で貸し出していますので、気軽に料理できます。ただし、火を使いますので、取扱と後片付けはしっかりとお願いします。
この芋煮、HPではセットを購入することができます。食べてみたい方は、お手軽なセットでどうぞ。

芋煮の作り方

芋煮の写真
調理時間・・・約40分

■材料(5〜6人分)

  • 里芋…約600g
  • こんにゃく…2枚
  • 長ネギ…2本
  • 牛肉…約600g(少々脂があるほうがグット)
  • 醤油(だし入り)…300〜400cc
  • 砂糖…大さじ2〜3
  • お酒…約300cc
■作り方
  1. 里芋は水洗いをして、食べやすい大きさに切ります。
  2. こんにゃくは、手で一口大に切っておきます。
  3. ねぎは、大きく斜めに切ります。
  4. 牛肉は、4〜5cm幅に切ります。
  5. 水を鍋に入れ、里芋、こんにゃく、日本酒、醤油少々を入れて里芋が柔らかくなるまで煮ます。
  6. 里芋が柔らかくなったら牛肉を入れ、灰汁を取りながら醤油と砂糖をお好みに合わせ味を整え一煮立ちさせます。
  7. 最後にねぎを加え一煮立ちしたらできあがり
※お好みでしめじや舞茸など季節のきのこを加えるとさらに美味しくいただけます。

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