
江戸時代、羽集街道の宿場町として栄えた上山市楢下。現在、そこにはこんにゃくでお客さんをおもてなしするお店があります。連日、そのこんにゃく目当てにたくさんの方が足を運んでは、舌鼓を打っています。

こんにゃくの販売とともに、懐石料理をふるまうお店として、広く知られている『丹野こんにゃく』。懐石料理は18年前、現在のご主人丹野益夫さんが自ら調理したことに始まります。
![]() | たくさんのこんにゃく料理が並ぶ店内は、ゆったりとこんにゃくが楽しめる空間。ついついこんにゃくを手に、一休みしたくなる。 |
「懐石料理を写真で紹介すると、この通りの味だと思って皆さん食べられる。こんにゃくを使ってただ味付けをした、そういう風にしか見えない。むしろ、玉こんにゃくや平こんにゃくでのイメージで来てもらったほうが、驚きも大きくておいしくいただけますよ。」このように語るご主人。
つまり「私たちの本当の意図は、皆さんが体内に入れることによって、こんにゃくがこんなにいいものだということを知っていただくこと。」こんにゃくは腸の動きを活発にし、体内の掃除をしてくれる優れものです。「こんにゃくは悪いところなんかひとつもない。食べてもらったほうが健康にいいです。」
![]() | 味がよく染み込んでいる山形名物玉こんにゃく。 |
| 創作料理が陳列されています。手前は餅こんにゃく(くるみ甘味噌) | ![]() |
![]() | 焼き鳥風こん肉焼。味も食感も焼き鳥のよう。ぜひ食べてみたい逸品。 |
しかし、「一つ欠点があるとすれば、味かな。」とのこと。「こんにゃくは決しておいしいものではなく、今までも脇役でした。多くの方にこんにゃくを違和感なく食べてもらうにはどうしたらいいか。」懐石料理はただこんにゃくに味付けしたものでなく、いかに食べてもらうかを考えた結果、工夫されたうえ作られたものなのです。
![]() | こんにゃくとはいえ、その味は板前さんが本格的な味付けをしているため、とてもこんにゃくとは思えないほどおいしい。特筆すべきは、硬さも自在に変えられること。そのため様々な味と食感が楽しめます。 |
「こんにゃくは栄養がないとかではない。胃で消化しないから腸を活発化させる。それが結果的に体に溜まっていた毒素を抜くことになる。ここがこんにゃくを食べることの大切さの一つです。」
どんなこんにゃく料理が出てくるのか。知らなかったこんにゃく料理がたくさんあるかもしれません。

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