旬の特集:「さくらんぼ」山形県のさくらんぼ

山形県のさくらんぼ

「小さな恋人」さくらんぼ

 赤くて小さな実が可憐なことから「小さな恋人」の愛称で親しまれるさくらんぼ。日本に渡来したのは明治元年、山形県へは明治9年のことです。その後さくらんぼ栽培は気候が合った山形県内で普及し、全国生産量の約7割を占めるまでの「さくらんぼ王国」ができあがりました。
 さくらんぼのピークは6月中旬〜7月上旬で、この時期には全国へ発送され、またさくらんぼ狩りができるとあって、県内外からたくさんの人が山形を訪れます。

「小さな恋人」さくらんぼ

佐藤錦の誕生

 さくらんぼの品種は多数ありますが、代表的な品種といえばご存知「佐藤錦」。この佐藤錦の生みの親は、山形県東根市の農家佐藤栄助氏(1869〜1950)です。多くの苦労を重ね品種改良した結果、日持ちはよくないが味のいい「黄玉」と、酸味は多いが固くて日持ちのいい「ナポレオン」をかけ合わせ育てた苗が成長しました。さらに根気強く手間をかけて育て、いよいよ10年後の大正11年に初めて新しい木に実がなりました。ここに「佐藤錦」が誕生し、現在にまで愛される品種となっています。
 佐藤錦の特徴は、果皮は黄色に赤みが差し、形は短いハート形。核が小さく、多肉で、甘みと酸味のバランスがとれた品種であること。旬は6月中旬〜ですが、現在はハウスでも栽培できるため、少し早めでも購入することができるようになりました。