旬の特集:「さくらんぼ」さくらんぼを育てる
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| 今回訪れたのは、東根市で果樹農家を営んでいる山口さんの農園です。山口さんはさくらんぼを中心に、りんごや桃なども栽培しています。 |
![]() さくらんぼ農家を始めてから40年近くになるという山口さん。昔から農家でしたが、当時はリンゴが主力。しかし年数が経つにしたがって、次第にリンゴが低迷してくると、主力商品をさくらんぼへと移しました。さくらんぼが流行り出したのが丁度その頃で、もちろん品種は同郷“東根出身”の佐藤錦がほとんど。それは現在も変わっていません。「東根は気候がさくらんぼに合っている。特に佐藤錦を栽培する上で最適な場所です」という土地もそのままです。 さくらんぼ栽培は育てるところから、収穫、箱詰までほとんど手作業で行われています。実は一粒一粒が小さく、しかも手間もかかるため、人手もたくさん必要です。そのため従業員は10名以上おり、収穫時期には皆さん総出で作業を行います。 山口さんの農園にはさくらんぼの木が200本以上。一本の木からは約70kg以上採れるといいます。これだけの数ですから、収穫時期は大忙し。 |
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![]() 山口さんは15年ほど前から加温ハウスでの栽培も行っています。このハウスの醍醐味はなんといっても旬の時期をずらせること。 本来、さくらんぼの旬は6月中旬〜7月上旬で、普通の農家ではわずか20日間で収穫を終えてしまうほど収穫期間が短い果物です。ハウス栽培は加温によって、時期を早めることができるため、4月中旬から出荷を始めることができます。また、こちらの農園ではハウスが4棟あり、それぞれの時期をずらして育てているため、4月〜7月まで、さくらんぼの旬を迎えられるというわけです。 さらにうれしいことに、さくらんぼ狩りも4月中旬から行えます。「GWになると、県内外からたくさんのお客さんが来てくれる。5月は普通のさくらんぼはちょうど花が満開の頃なんだ。」この時期山形県に来ると、ちょっと季節を先取りしたおいしい味覚が楽しめそうですね。 |
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![]() 「さくらんぼは手間がかかるし、一年を通して作業しないといけないんだ」と山口さんは言います。春は実を大きくし甘くするため余分な芽を摘み取り、収穫は夏までかかります。その後肥料散布、定期的な消毒、ハウスの取り外しなど、実が小さく、木が多い分手間がかかります。山口さんの農園ではその他にも果物を栽培しているため、一年中が果物づくりな日々です。 また、ハウスの栽培は気を使う作業で、ただ暖かくしていればいいわけではありません。失敗すると実が成らないことだってあるそうです。しかし「その分、実がたくさん成ったときは安心するし、嬉しいね。疲れることもあるけど、やっぱりさくらんぼづくりはおもしろいよ。」一番手のかかる果物だからこそ、愛情もひとしおなのかもしれません。 |
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![]() おいしいさくらんぼの見分け方はなんですか?とお聞きしたところ・・・「赤くて粒が大きいやつだな。」とのこと。日が当たるとさくらんぼは赤くなります。よく目にする真っ赤なさくらんぼは厳選されたものばかり。木からもぎ取る場合は、なるべく赤くなっているものを見つけなければいけません。単純ですが、少しでも背伸びして日を浴びたさくらんぼを採るのがコツというわけです。ただし、「下のほうでも十分においしいよ。」と山口さんのお言葉もいただきました。 ちなみに私も下のほうにあるさくらんぼをいただきましたが、真っ赤でなくとも甘くてみずみずしい実を堪能できました・・・。無理せずともおいしい実にありつけますよ。 |
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![]() 最後に山口さんより抱負をいただきました。「最近は農家のさくらんぼ農園の面積も増えてきましたが、前を向いてやっていかないといけないと思います。皆さんももっとハウス等を取り入れほしい。さくらんぼや果物の活性化を期待したいと思います。」これからも全国の方々へおいしいさくらんぼを発信し続けてください。 山形県での主なさくらんぼ生産地は、東根市をはじめ寒河江市、天童市、山形市、上山市など。山形の気候でしか生まれない甘くておいしいさくらんぼをこれからももっと味わいたい、と感じさせられる今回の取材でした。皆さんも山形へお越しになれなくても、ぜひご賞味くださいね。 |
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