旬の特集:「尾花沢スイカ」尾花沢スイカを育てる人
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| 今回訪れたのは尾花沢スイカを栽培している笹原農園の笹原さん。EM農法という有機栽培でスイカを育てています。 |
![]() 「親父の代からなので、うちは40年くらいスイカ栽培を行っています。」笹原均さんは現在スイカと米、その他野菜を栽培している農家。住んでいる地域は、田園や畑が広がる自然豊かでのどかな土地。ここで今回取材させていただく尾花沢スイカを栽培しています。 尾花沢市は山形県の北部に位置する地方で、昼と夜の寒暖差が大きく、その気候がスイカを甘くしてくれるとのこと。また、シャリシャリ感があり、食べたときの爽やかさがあるのも尾花沢スイカの特徴。特にこの甘さが尾花沢スイカが全国に名を広める一番の理由となりました。 |
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![]() 「農協出荷ではスイカの糖度が11度以上ないと、審査を通れないことになっています。この基準は全国的にみて、とても高い設定になっているんですよ。」一般のスイカの糖度は10度台といわれているそうで、糖度基準の高さが尾花沢スイカがおいしいと言われている要因の一つというわけです。1度の違いでもスイカ好きの人ははっきりと分かるそう。さらに「私のところでは最高で13度くらいのスイカもあります」と笹原さん。メロンが標準で糖度14度、なんとメロンに匹敵する甘さです。ただし、「ただ甘いというだけではいけません。スイカの旨味も残しておかなければね。そこが難しいところです。」 何事も欲張りすぎではいけませんね。 |
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「EM農法について詳しく説明すると1日か2日かかりますが(笑)では簡単に説明します。農業用に使用している醗酵菌の一種でEM菌というのがあります。この菌は、害を食べてくれる働きがあるのですが、これを米ぬかに混ぜて醗酵させ、肥料を作ります。これを畑に使用し栽培するのがEM農法です。化学肥料の使用を極力控えることができるというメリットがあります。」始めるきっかけは以前、「ある講演会で知り、私たちも試験的にやってみようということになった」そうで、初めて使用したEM農法がある程度の成果が出たため、スイカや米などに使用することになりました。その代わり「かなりの手間暇が増えましたね」と笹原さんは言います。 それでもEM農法にこだわるのは、笹原さんが食品の安全を願っているからです。「昔東京に就職し生活していましたが、いつもファーストフードなどを食べていました。こちらに帰ってきてから、有機栽培や食物の栽培に関する本を読み勉強すると、やはり安全が一番であると感じたんです。作る人が安全なものを作らないと、消費者の方も手に入りませんから。」 |
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「おいしいスイカの見分け方ですか。それはないんです。我々もどれがおいしいかはわからないです。甘さは肥料と栽培の生育期間、日照温度で決まってきますから、見た目では・・・」ただ、「実がつまっているかどうかは判断できますよ。」手で叩くと、音が違います。甲高いと詰まっていて、それに比べて低いと実に少しだけ空きがある場合があるそうです。店頭に並ぶのは、作業の段階で何回も調べてから出荷しているため詰まっているものがほとんど。なので叩きすぎないように気をつけてくださいね |
「この時期、甘くていいスイカが成り、個人のお客さんなどに発送して再注文とか、電話やFAXでおいしかったとわざわざ連絡くれるときは、スイカ栽培は難儀な作業ですが、それが報われる感じです。とてもやりがいを感じる瞬間ですね。」生産者へはお客さんの声がしっかり届いているのですね。 さらに抱負も話していただきました。「スイカはまだまだおいしくできると思います。頑張って研究して、もっとおいしいスイカを作りたい思います。今年はもうできてしまいましたが、来年はさらに向上を目指して、おいしいスイカを皆さんに提供したいと思っています。」 食べる人を思いやる心。それが尾花沢スイカ一番の肥料になっているようです。 |
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山形旬の特集 |








