昔から山形では歯ごたえの良いこんにゃくが好まれてきました。
当社では地域の皆様の好みに合わせた歯ごたえの良い玉こんにゃくを製造しています。
どうぞ、この機会に、昔ながらの味を伝える山形の郷土食をご賞味下さい。
山形名物といえば「さくらんぼ」、「ラ・フランス」、「山形牛」、「青菜漬け」、「はえぬき」、「もってのほか」など数えれば本当にきりがありません。
しかし、「玉こんにゃく」を忘れるわけにはいきません。
白い湯気の間からのぞく、程よく煮あがった丸いこんにゃく・・・。食欲をそそる醤油の香り・・・。それにカラシを少しつけてガブリとかぶりつく。「アツッ!ウマッ!」玉こんにゃくは、まさに山形の代表的な味覚のひとつです。
山形ではお祭りやイベントなどではもちろん、学園祭、町内会の盆踊りやビアガーデンに至るまで、人が集まるところでは必ず玉こんにゃくが販売されます。
また、名所・旧跡では季節を問わず販売されています。山形を観光に訪れた方なら、店先で煮ている様子や食べながら歩いている方を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
この玉こんにゃくは、当社の創業者である長谷川松四郎が考案したもので、初市やお祭りなどの催事、または山寺や蔵王などの観光地で好評を博し、山形名物としての地位を確立しました。
当時は手作りで、直径二メートルもある大鍋の周りに沢山の人々が集まり、こんにゃく糊を手でまるめ、お湯に放り込み、茹で上げる様子は壮観だったと言うことです。
その後、玉こんにゃくの製造は手作りでは追いつかなくなり、昭和28年に先代社長の長谷川松雄が玉こんにゃくの製造機を自社で開発し、現在に至っています。(現在使用している機械も原理は全く同じです。)
どうぞ、昔ながらの味を伝える当社の「玉こんにゃく」をご賞味下さい。
味付玉こんにゃく(15個入り)
玉こんにゃくタレ付 12個入り
玉こんにゃくを使った料理
玉こんにゃくは形が丸いだけでこんにゃくですから、一般のこんにゃくと同じ様に料理にご使用ください。醤油で炒り煮して仕上げに唐辛子を振りかけてピリ辛にしても美味しいですし、牛肉の脂で炒めて醤油、酒、砂糖で甘辛に味付けしてもとても美味しくいただけます。
おでんに入れてもいつもおでんと違った雰囲気でお召し上がりいただけると思いますが、玉こんにゃくは中心部まで味がしみ込むのに時間がかかりますので、味付きの玉こんにゃくなどをご利用いただくと手軽にお楽しみいただけます。
山形では、冠婚葬祭など、大勢の人が集まるときにご馳走として振舞われてきました。
朝早くから、お母さんやおばあさんが、乾燥させて保存していたえご草のごみを取り除きながら洗い、焦がさないように注意しながらえご草を煮溶かし、溶けてきたえご草を丁寧に練り上げ、平らな器に流し込んで固める。
昔山形に住んでいた方なら、えごを見ただけで、これから人が集まって賑やかになるお祭りの前のうきうきした思い出が懐かしく思い出されることでしょう。
ヤマコン食品といえば、「玉こんにゃく」が看板なのですが、えごも高い評価をいただいております。
くるみは小さい殻の中に沢山のエネルギーを詰め込んでいます。そのエネルギーの正体は不飽和脂肪酸で、リノール酸を多量に含んでおり、ビタミンEもいっぱいです。
昔は、くるみのほうが胡麻よりも高級な食材で、くるみ餅やくるみゆべしにしたり、野菜のくるみ合えなどでくるみに含まれている脂肪分を摂っていました。
くるみの硬い殻を石や金槌で叩いて割り、すり鉢でくるみをすりつぶしていたことを懐かしく思い出される方も多いことでしょう。
そのくるみをふんだんに使って、くるみとうふを仕上げました。
くるみをすりつぶして、葛で固めたものです。精進料理はもちろん、甘味もありますのでお茶うけやおやつにどうぞ。